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視力検査 2020年8月
- 河谷雄二
- 2020年8月12日
- 読了時間: 1分

私の特技は視力検査です。
小学校時代は目のいい方が優秀のような気がしていたので健康診断の時は人より高いスコアを叩きだそうと努力したものです。
片目にスプーンみたいなのを当ててCの字の欠けてる方を言い当てていくアレです。
いちばん上の超デカいCを保健の先生が棒で指します。
私からすると話しにならないのですが、ここは冷静な声で「右」と答えます。
この後に続く攻防戦において集中力を乱したくないからです。
また生意気な態度で先生の闘争心に火をつけては不利を招く恐れがあります。
五段目を過ぎ六段目あたりからが本当の勝負です。
正直ハッキリとは見えていませんがカンで答えます。
八段目ともなると正直黒いシミにしか見えません。
しかし一度でも間違うとゲーム終了。
いつもは優しい先生が敵に思えます。
そしてここまで来たら私も最後の手段に出ます。
「左・・・と思います」
互いに全力を出し切った戦いの後に「あれ?河谷くん去年より良くなった?」
この一言が私にとっての勝利宣言です。
そんな私も今年ついに老眼鏡をかけ始めました。